らいぶれぽーと

   中国の伝統楽器、二胡の奏者として知られるチェン・ミンの
2nd。服部良一作品をとりあげていたり、石井竜也が今回のために書き下ろしたという<9>も収録されている。知的でスタイリッシュな演奏に
なんとも言えない神々しさを感じたりするのだが、かといって近寄りがたいというわけではまったくない。誰をもを受け入れてくれる強くて優しい包容力で、気
付けば彼女がつむぎ出す大きなストーリーの中にすっかり身を委ねているありさま。同じアジア人として分かちあえる何かがここにはある。（春野丸緒）

個人的には民族音楽的な雰囲気の曲よりも西洋楽器とのコラボレーションのほうが好きなのだが、このアルバムは両者がほぼ半々といったところだ。

【不覚にも涙が…】★★★★
「古都」のメロディーを聞いたとたん、不覚にもなぜか涙がでてしまいました。
ただ、ちょっとだけコメントさせていただくなら、「風のくちづけ」「Ｓｔｏｒｙ」「古都」「蘇州夜曲」などは、もっと二胡のせつない音色をメインにしたアレンジのほうが好みかなぁ、と…シンセやパーカスが耳障りと感じるのは私だけでしょうか。

「二胡を聞きたい」一リスナーとしては、やはり第一に「せつない音色」の世界にひたりたいと思ってしまうのです。
でも一方で「アジア古都物語～テーマ～」「ＳｋｙＷａｙ」「Ｂｅｌｉｅｂｅ」「夢大陸」などは他楽器とのセッションとしての二胡の魅力がよく出ていると思います。

最後の「遙望」、しっとりとしたアレンジでお気に入りです。こんなアレンジで「古都」を聞いみたいです。

【シンセを使ってる】★★★★
二胡の音が好きでCDを買いました。
一緒に演奏するのはオケだけだと思い込んでいて、
買って早速聴いてみるとシンセがたくさん使われていて期待はずれでした。
想像よりもずっと現代的でした。

でも、もちろん二胡の音色も旋律もきれいなので、
シンセが入っていても気にならない方は聴いてみるといいと思います。

似たものリンク

   ラヴソングでつづるオムニバスアルバム「kiss」シリーズの第4弾、邦楽集としては
『kiss ～dramatic love
story～』に続く第2弾だ。大切な人と出会えた喜びをゆったり温かい歌声でつづる今井美樹の<3>（日本テレビ系ドラマ『水曜グランドロ
マン』エンディングテーマ）、角松敏生がアダルトに歌う中山美穂への提供曲セルフ・カヴァー<4>、2人の思い出をせつなく振り返るシャ乱Q
の出世作<5>（日本テレビ系アニメ『D・N・A2』エンディングテーマ）といったドラマの話題ナンバーをはじめ、玉置浩二のヴォーカルが優
しい安全地帯の<9>（キリンビール秋味CM
曲：オリジナル1985年発表）、もともとはシングルのB面曲だった松田聖子のスウィートラヴソング<10>（サントリー生ビールCM
曲：オリジナル1983年発表）などの懐かしいヒットナンバーも収録。（速藤年正）